コラム

COLUMN

レントゲン装置

2022.09.07

院長コラム東京編

クリニック東京虎ノ門CORは整形外科を標榜しているためか、最近「レントゲンを撮ってくれますか?」という問い合わせが多い。

「治療をしてくれますか」ではないのである。私どものクリニックは、治療優先のクリニックをうたっている。

医師は、とにかく患者様の痛みをとるためにあらゆる手を使って治療を行うのである。その過程で、レントゲンが必要であれば、レントゲン撮影となる。

ただ、私見であるが、レントゲンは、放射線被曝量が多く、私はあまり勧めない。むしろ、MRIや超音波を好んで使っている。

ところが、整形外科の医者は、何でもかんでもレントゲンという。

私どものクリニックは、治療用のレントゲンは導入している。C-armと呼ばれる代物で、できるだけ放射線量を抑えつつ、リアルタイムに病変の状態を観察できる優れものである。

整形外科で最も活躍するのは、骨折整復や異物除去で、この道具がないと、正確な治療は困難となる。

前述の「レントゲンを撮ってくれますか?」という患者様は、大抵外傷か何かで「診断書」や「労災申請」が欲しい患者様である。治療は二の次らしい。

このような患者様には、「私どものクリニックは、患者様の治療を最優先に考えております、治療上絶対に必要と専門医が判断すれば、レントゲンを撮る場合がございます。もしどうしてもレントゲンだけ、というのであれば、他の医療機関をご紹介いたします。」とご返事し、近隣のレントゲン診断クリニックをご紹介するのである。

クリニック東京虎ノ門CORは、整形外科専門医が毎日診療にあたっているが、彼らの能力をフルに活用して、患者様に最適な治療を提供することが使命であると考えている次第である。

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