コラム

COLUMN

パイプオルガン

2025.08.09

院長コラム東京編

私は最近パイプオルガンを習っている。東京の、とあるパイプオルガンレッスンのホームページを見つけて、通い出したのである。そのレッスン場は、神田淡路町にある。ビルの地下に降りると、分厚いドアがあり、中にはいると、コンクリートばりの空洞である。結構なサイズのパイプオルガンである。なぜ私が習うことになったか、というと、パイプオルガンを購入する計画があるからである。
パイプオルガンは、ピアノと異なり、オーダーメイド制作である。スペースのサイズ、オーナーの好み、などで、パイプの本数から何から何まで仕様が異なる。私にはなんの知識もないので、まずは演奏できるようになって、原理を少し勉強しようというのがモチベーションである。パイプオルガンの制作は、ヨーロッパが本場である。そこそこの教会には、必ずパイプオルガンがあり、日常なのであろう。日本では私が探索した限り、10施設以下である。実は、東京近辺で目をつけている工房があるが、どこに制作を依頼するかは、いろいろな人の意見を聞いて決めようと考えている。パイプオルガンとの接点は、愛知県芸術劇場コンサートホールのパイプオルガンがある。数十年前にインターネット国際シンポジウムを開催した際に、あるオルガン奏者に頼んで、ここのオルガンをライブ配信したことがある。ストリーミングでやったので、日本午前1時スタートで、ちょうどアメリカ、ヨーロッパが昼間になる時刻を選んで、ライブネットを行った。コンサートホールを半日レンタルしたが、あまり高くはなかった記憶がある。次に八ヶ岳の会員制別荘の近くに八ヶ岳オルガンビレッジがあるが、ここにはいろんなオルガンに混じってパイプオルガンもあり、近くで接することができた。あとは、毎日就寝時に聴くSpotifyの音楽ぐらいである。
もう一つ企みがあるのであるが、私のお別れ会の時には、私が演奏したパイプオルガン音楽を流してもらいたいと考えている。私は、宗教的な儀式を好まないので、私が選び、自分で演奏したパイプオルガン音楽で、生前お世話になった方々とお別れしたいということである。内緒であるが、どの音楽にするかも、ボツボツ固まってきている。ただし、大きな問題がある。それは私の演奏技術がお別れ会にふさわしいレベル達するかどうかであり、この点は全く未知数である。

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