コラム

COLUMN

しゃっくり

2023.10.03

院長コラム東京編

最近ときどきしゃっくりが出る。しゃっくりは横隔膜の痙攣と考えられてるが、治療はなかなか難しい病態である。横隔膜とは、胸とお腹を隔てている筋肉質の膜のことで、焼肉でも時々お目にかかる代物である。このような位置にあるので、この辺りの病気との関連が最も考えられるのであるが、当然神経的なものも考えられるのである。
治療には、息を止めるとか、首を抑えるとか、水を飲むとか、色々書物に書いてあるし、保険適応になった薬もある。
私の場合は、たまたま満腹になるぐらい、何か食べた時に発生するようで、逆流性食道炎と関連しているように感じられる。また、臥位より立位で、つまり横隔膜が緊張した状態の際に、しゃっくりが出るようである。
しゃっくりが一旦で出すと、脳も緊張するような感じがあり、脳神経密接に関係するようである。
このように、古くから親しまれてきたしゃっくりは、未だ解決方法のない、古くて新しい病気である。

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