日本人と日本国人
院長コラム東京編
参議院選挙が終わった。新しい政党が議席を延ばした。中でも参政党という政党が日本人ファーストを看板に、議席数4位である。公明党、日本維新、より上である。この日本人ファーストというのは、最近急増する外国人観光客などを念頭に、外国人を排斥するわけではないが、日本人が優先という考えが、日本国の運営の基盤にあってはいいのではないか、というキャッチコピーで、日本国は日本人のものという原理に基づいている。
では日本人とはどんな人を意味するのか?
普通に考えれば、日本人の両親を持ち、日本に生まれ日本で育った人たちということであろうか?さらに厳密には、日本人の遺伝子(そんなものがあるのかどうか知らないが)を持っていることが必要ということであろう。
しかし、今後日本人人口は間違いなく減っていくわけで、さらに言えば、日本人以外の人口として、外国人とともにヒトの姿形をしたロボットやアンドロイド(しかも日本人よりもはるかに優秀な)などが増加するのである。そして、社会的には日本人たる人々のほとんどは、支配される側となる。まるで米国の白人マジョリティを見ているようで、トランプの白人ファースト理念と共通するようで興味深い。
要するに、日本人は日本国人の1存在であり、日本国に存在する日本国人の中でマイノリティーな存在となる。それに抗うように日本人ファーストという権利意識の向上が多くの人の共感を呼ぶのである。
2025/7/22(火)
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