コラム

COLUMN

ヒトとは何か?

2025.07.23

院長コラム東京編

ヒトの定義は、古来哲学者や社会学者、生物学者などが行ってきたが、私のような凡人でも漠然と「進化の過程で、ヒトの遺伝子を持ち、ヒトの脳に特徴的な知能、認知機能、を有する動物の一種」と考えることができる。このような考えのもと、正常と異常、正しいことと間違っていることなど、の判別がなされてきたといえる。私たち医学医療でも、正常ではないヒトは、イコール病気を持ったヒトであり、正常にするために薬の開発や医療技術の発達がなされてきたとも考えられる。
しかし、今後AIロボティクスが発達し、超知能を持った存在や超認知機能を持ったアンドロイドなどが出現すれば、どうなるか?
ヒトの定義には、ヒトが最も進化した生物で、未来永劫支配的な存在なという、いわば驕りのようなニュアンスが感じられるが、近未来通用しなくなるのではないか?
この際一度謙虚にヒトを再定義する必要があるのではないか?ともふと思うのである。
これは、上記の日本人という表現とも共通するもので、どちらも「自分たちは、優れた存在、誰も踏み入ることはできないよ」という自尊心の表れとも思えるが、AIロボティクスは、ヒトの定義そのものを根底から再構築する技術イノベーションである。

2025/7/23(水)

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