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厚生年金保険を抜本改革してはどうか?

2025.07.25

院長コラム東京編

マスコミなどでは、物価高に比べて手取りが低いので、手取りを増やすように企業が努力する必要がある。しかし、大企業と異なり、日本の8割を占める中小企業は体力がないので、難しいのではないか、という説明があった。
ところで、企業や、わたしども医療機関の職員は厚生年金に入っている。そして、その保険料は、職員と企業で折半である。大企業も中小企業も折半なのである。職員の手取りが増えれば、保険料も上がり、企業負担の保険料も増加する。企業体力にある大企業と脆弱な中小企業が同じ保険料負担率ということでは、中小企業の賃上げは永遠に不可能であろう。
私の提案であるが、年金負担率を大企業と中小企業で強弱をつけてはどうか?中小企業の年金負担が減れば、その分職員の手取りを増やす分に使うことができるのである。
保険というシステムは、セーフティーネットとして有用であるが、そのメカニズムは旧態依然としており、このAI時代に対応していないのではないか?これは、公的、民間問わず、しばらく前より感じている疑問で、もう少し真面目に保険システムを考えてもらいたいと考える次第である。

2025/7/25(金)

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