GHIC勉強会1:medical humanities
院長コラム東京編
昨日、東京で勉強会があった。すでに19回もやっている勉強会で、今回は、「AIデジタルと築地」がテーマである。万能AI時代がもうすぐそこまで来ているのであるが、AIデジタルによる開発型健康医療とはどのようなものかという、議論である。
AIの発達と共にmedical technology は大きなイノベーションを遂げる。例えば、創薬や医療機器の開発は、レベル6のAI時代にはひとの介在の必要なくAIがアイデアから全て行うと考えられ、開発過程は全く異なったものになる。ヒューマノイドロボットが人の代わりに作業を行うであろうから、人の介在は必要ないのである。このような時代になると、人とは何か?という根源的な問い、が誰にも起こってくるのである。なぜなら社会活動の主体がヒトからAIに転換するからである。その際私たちの拠り所になるのがhumanities という領域である。Humanities は人文科学と訳されている。医学医療では、medical humanities である。今回の勉強会の最も興味あるテーマは、AIデジタル時代のmedical humanities なのである。AImedical technology の話題はす過去のものとなってしまっている。
私は、開発型健康医療による新しい健康医療システムの構築は、AIの発展と同時に、medical technology とmedical humanitiesが融合するmedical technohumanities という領域の創造が鍵である、と考えている。これまでtechnology とhumanities は、全く別物と思われていたわけであるが、両者が事実上融合するのである。おそらくレベル6に近いAIの開発が必須であろう。
GHICをコアとする築地グローバルヘルスの目的と目標は、medical technology と
medical humanities の融合による「新しい健康医療システムの構築」で、これこそ私たちが目指す「開発型健康医療」なのであり、この競争に勝つためには、レベル6のAI開発を実現する必要があるのである。
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