日本の保険
						2025.08.12
						
					院長コラム東京編
これまでブログとコラムで3回書いたが、日本の保険には問題がある。おそらく保険システムが前近代的、新しい開発思想が欠如していることが原因であろう。これまで、再生医療などの自由診療に対する民間保険が欠如していること、最近の再生医療学会の動きでは、学会が担保する形で、民間医療保険の自由診療への対応を促進する可能性が出てきたこと、厚生年金保険の企業側負担を大企業と中小企業で強弱をつけること、など提案してきた。もう一つの提案がある。
民間医療保険は、高度先進医療を含む医療保険適応患者向けに作成される場合が多いが、この際、公的保険への民間医療保険参入を禁止してはどうか?そして、民間医療保険は、自由診療の商品開発を積極的に行うように、当局が指導するのはどうか?
医療保険のダイナミズムを取り戻すようになって欲しいものである。
要するに、1)民間医療保険の自由診療商品開発を推進する。2)厚生年金保険企業負担に強弱をつけるために基金を作る。
1)によって、自由診療の質的担保と公的保険安定化が図れる。2)によって、中小企業(医療機関も含めて)の経営改善と従業員の給与アップが同時に実現できる。
以上が私の保険改革の一部である。
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