コラム

COLUMN

ディールの終焉

2025.08.17

院長コラム東京編

ウクライナ問題についてトランプとプーチンがアラスカで会談を行った。NATO、ゼレンスキーとあらかじめ電話会談を行った後である。マスコミなどは、トランプがプーチンに即時停戦を要求するのでは?と報道されていたと思う。
アラスカの米軍基地でトランプはプーチンを出迎え歓迎した様子がテレビで放送されていた。会談は、1:1ではなく3:3で行われ、しかも予定を半分に切り上げ、プレスリリースとなった。結果は、トランプの惨敗で、プーチンの思惑通りであったらしい。高度な政治的な対話はなく、ビジネスの話に移ったそうである。最初から、プーチンは、ビジネスの話を持ち出すとトランプは乗ってくると思っていたようで、実際そのようになったわけである。そもそも戦争処理などというものは双方言い分を聞きながら粘り強く行うもので、しかも勝者敗者が決まっていない状態ではなおさら難しい。トランプのディール精神は短期的なリターンを積み重ねるというものらしく、政治のような長期的なディールは未経験のようである。政治家としては三流のトランプに寄り掛からねばならない国際情勢では、ろくな歴史を構築できないのではないか?
帝国主義のような世の中が万能AI時代にフィットするのかどうか、興味ある事象である。

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