生活の変化
2025.08.30
院長コラム東京編
アーサーが死んで、私に生活が大きく変化した。
アーサーが生きている時、彼が朝起きると、私を起こしにきて(具体的にはぺろぺろなめるのであるが)、私は彼のご飯を用意する。彼がご飯を食べて、私たちの食事の準備、食事の時間が終わると、彼との散歩。以上が朝私が行う一連の行事である。昼私が家に戻ると、彼も一緒に昼ごはん。再びクリニックへ出勤して、帰宅すると玄関で彼がワンワン吠えて、お出迎え。彼としばらくお遊びし、ご飯。ご飯が終わりしばらくテレビを見たりして、夜10:00過ぎに散歩の合図で彼が準備。彼は立ち上がりスタンバイである。
そして1時間ほど名古屋大学や町内やらを散歩するのである。散歩から帰り、やっとお風呂、その後就寝となるのであるが、彼がベッドルームへ一緒に来ない場合、ベッドルームへ無理やり連れて行くか、そのまま勝手にさせるかで、玄関を閉めるか、開けっ放しか、の選択となる。仮に勝手にさせた場合、玄関を開けておくと、彼はソファで一旦眠り、夜中目を覚ましてから、おもむろにベッドに上がってくる。そして私の隣に顔を置いてスヤスヤ眠るのである。
この様な1日であるから、私の毎日はほとんどアーサーが中心となり回っていたのである。ところが彼が死に、中心がなくなり、私は拠り所がなく現在毎日を過ごしている。生活の拠り所を探っている毎日である。
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