コラム

COLUMN

スペインと再生医療

2023.01.18

院長コラム東京編

昨日たまたまスペイン人の患者様が来院された。何かのスポーツ選手らしく、腰を痛めて、腰痛がひどいということでった。再生医療に関心があるらしく、日本、スペインどちらでもやってみたいということであった。月曜日は、脊椎専門の中西先生が外来担当であったので、中西先生の診察を受けてもらった。 PRP も幹細胞も知識があり、どちらにも興味を示された。ただ、私どものクリニックの PRP治療は、原則硬膜外アプローチで行っており、投与量が多いせいか、価格もスペインと比較して高めであるので、検討していただくことになったのである。
海外の状況も考慮し、東京虎ノ門 COR では、透視下で行う患者様を対象に、 1部位あたり 2ml を透視下で注射する場合、 PRP 治療費6万円で、治療を提供することになった。透視下というのは、 C-Arm というレントゲン透視をしながら治療を行える装置のことで、私どものクリニックでは、開院と同時に導入した医療機器である。当面の間は、 腰痛に対する透視下PRP 融解液治療は行わず、 PRP 治療だけで症例を積み重ねることになったわけである。

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