コラム

COLUMN

幹細胞と加齢

2023.01.16

院長コラム東京編

私どものクリニックでは、エイジングケアとして、幹細胞を使ったさまざまな治療を提供している。外用剤としては、肌に塗る幹細胞クリーム、ローション、スプレー、鼻から吸入する幹細胞鼻腔内スプレー、そして全身治療としては、幹細胞培養液点滴である。これらは、基本的に他家(つまり第三者の細胞から作られた)であり、自家は、リクエストに応じてということになっている。他家は、当然若い健常人の幹細胞を用いて作成することになる。若い人の細胞を用いた方が、培養液に産生されるサイトカインや再生因子は多量であり、効果は高いのである。以前ネイチャーという雑誌に、幹細胞は加齢と大いに関係があるという論文が出た。この論文では、視床下部における幹細胞を増やしてやると、加齢が抑制され、若返ったということである。また脳脊髄液中の幹細胞エクソソームの量が、加齢と関連ありという報告もある。いずれにしても、脳をターゲットとした幹細胞制御は、老化を防止したり、ボケを予防するには、有効な手段であろうと考えている。

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