コラム

COLUMN

築地はどうなる

2021.06.22

院長コラム東京編

築地市場が、豊洲に移転し、現状築地は使用されていない。オリンピックとコロナで臨時使用されているが、その後はまったく未定である。

魚市場は、古くは日本橋に魚河岸があり、手狭と言うことで、築地に移ってきた。寿司は、江戸の魚市場無くして発展しなかったであろうから、日本人の食文化は、日本橋、築地と言った魚市場の発展に支えられてきたといえよう。

この由緒正しい築地市場跡地利用について、数年前より議論がある。食に関連する場所にと言うことで、食健康医療をメインテーマに据えた施設の設立が望まれているが、東京都と中央区は、MICEと交通拠点、ホテルなどの滞在施設を想定しているようである。

私どもは、昨年より築地跡地を食健康医療の国際拠点として発展させるのはどうかと言うことで、さまざまな方々とグローバルヘルスの勉強会を行ってきた。ちょうど、その最中に新型コロナ感染の拡大という、これまで経験したことがない危機に見舞われ、パンデミック防災という観点からの検討という新たな視点が加わったのである。

人々の健康満足度を高めると同時に、健康医療財政を健全化するという一見不可能な解決策は、健康医療のAIイノベーションにあると考えるが、超高齢化社会に突入する日本で、食を通した健康医療イノベーションを、新しい築地で展開できれば、魚市場に代わる付加価値創造空間となるであろう。

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