コラム

COLUMN

内から外へ

2021.06.25

院長コラム東京編

内から外へ、とは私がテニスのスイングで、常日頃気をつけていることである。単純にいえば、バックスイングはコンパクト、フォロースルーは大きく、である。しかし、このような考えは、もう古いのかもしれない。最近のテニスは、ボールを引きつけて、思い切りしばくというものであり、私が昔習ったような押し出す打ち方ではないのである。ということで、最近私もUtubeのテニス動画を参考にしながら、近代テニスを導入するよう、無駄かもしれない努力を行っている。学生たちにテニスを見ていても、フォアハンドは、思い切りトップスピン、バックハンドはダブルバックハンドでスピードボールを打つという、年寄りのテニスとは、およそ異なったものである。

ところが、サーブやボレーは、ほとんど違いはない。サーブは、フラット、スライス、スピンだし、ボレーは、基本スライスである。むしろ、ハードスライスという、極端に切れていくスライスを多用する人がいるくらいである。

つまり、ラケットの材質の進歩で、反発が良く、スイングスピードが上がったために、順逆共にスピン量が増えたということであろう。

しかし、スピン量増やそうとすると、手首、肘に負担がかかり、怪我につながる。結局、時代が変わっても、昔と同じようなテニスをすることになるのである。時代に追いつけないということは、体が追いつけないということに他ならないと実感する次第である。

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