アーサーの調子が悪い
院長コラム東京編
ここ2週間ほどアーサーに調子が悪い。
何が悪いかというと、まずうんちが軟便で、渋り腹傾向にある。
ちょぼちょぼうんちをするのである。水を大量に飲む。夜中などは、水を飲んでは、外に出て、おしっこをする。最後に散歩を嫌がる。
彼が、散歩を嫌がるなどとは、考えられないのである。最近猛暑で、昼夜構わず蒸し暑い。このせいもあろう。
しかし全体的にはおかしいのである。
そこで、金曜日に獣医に連れて行った。近くにできた平成八事動物病院というところで、春日井の分院である。
すでに2、3回かかったことがあり、いつもの先生に見てもらった。
アーサーの名前が呼ばれ、部屋に入ろうとすると、その場で座り込み、イヤイヤコールである。
お尻を押して無理やり押し込み、体重計に乗せる。この時もイヤイヤコールを示したが、割と大人しくしている
次に、体温計をお尻から突っ込まれる。どういうわけか大人しくしている。
ここで先生の問診が始まり、採血することとなる。
採血は後ろ足からで、この時も割とシラッとしている。
ここで診察室を出て、結果が出るまでしばらく待合室である。何匹かの犬が入ってくる。
その度にアーサーは興味を示し、そちらへ行こうとする。
私はリードを両足で踏んでおり、行動範囲を制御する。仕方なくアーサーは、床に座る。そうこうしているうちに、看護師さんが出てきてアーサーの名前を呼んだ。
今度は、血液検査の結果を先生が教えてくれるのである。CRPが非常に高く、炎症があることがわかり、とりあえずお腹の超音波をやってもらうことにした。
これがまた大変である。アーサーを高い台にのせ、うつ伏せにするのである。
当然アーサーは嫌がったが、私も手伝って、手足を動かせないようにすると、アーサーも観念したのである。
肝胆膵には異常なし、前立腺に嚢胞がいくつかある。腸管に目立った所見なし。ということで、結局抗生物質の投与となったのである。
抗生物質を飲ませるのも、一苦労であったが、アイスクリームに挟んでやると、ちゃんと食べることがわかった。
抗生物質をきっちり服用し、散歩の際に土を食べないように、注意すると、徐々に元気が戻ってきた。結局、腸炎がもっとも疑われた次第である。
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