コラム

COLUMN

鼻出血を通じた医療体験

2023.06.23

院長コラム東京編

最近鼻出血でいくつかの医療機関を見ることができた。
まず、耳鼻咽喉科クリニックであるが、ここは受付、医療事務、看護師、とどのクリニックでも見られるシステムである。ネット予約は私どものクリニックでもできる。待合の風景も患者たちがひまそうに診察を待っていて、呼ばれると診察室に入っていく。最後は、会計と処方箋で、支払いはカードでもOKである。
次の医療センターは、1000床規模の大病院であるが、病院自体が少し古く、外来は薄暗い。受付医療事務は、新患、再来にわかれており、会計窓口もある。診察券を機械に入れると、、その日の外来予約などが書かれて予約用紙が出てきて、これを持って指示通り外来、検査、採血など移動する。外来でこの予約用紙を出すと、名前がインプットされ、電光掲示板に番号が表示される。この番号をチラチラ見ながら、診察の順番を確認するのである。一連の診察行事が終わると、会計窓口で精算。精算番号を持って、自動支払機で決済するのである。色々回るとゆうに4-5時間かかる。朝一で行って、遅い昼をとって帰ってくる感じであるl
最後に東京でかかった大学病院は、外来が新しくデザインも素晴らしい。空間を見ているだけで心地よい。ただし機能的には名古屋の医療センターとほぼ同様である。目新しいのは、さまざまな支援センターがコンパートメントとして外来に付随して設けられていることである。たとえば、入院までの手続き、麻酔の説明、などは、ここで看護師、麻酔科医により説明を受ける。病棟入院してから病室でやってくれてもいいのかな、と思うが、機能的ではある。患者にとっては負担になるが。つまり病院サイドから見て機能的なことは採用するが、それは患者に優しい機能ではないのである。
いろいろ気がつく医療体験ーではあるのである。

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