コラム

COLUMN

保険

2023.08.02

院長コラム東京編

7/29(土)に、PRP幹細胞研究会が名古屋マリオットホテルで開催された。4時間程度の充実した研究会であった。東海大学の佐藤先生が、PRP治療の他施設臨床試験実施中であることを報告していた。これらの再生医療が自由診療で行われているわけであるが、患者様にとっては、安い方が良いわけで、そうなると保険診療の方が都合が良いと思われる。
終了後の懇親会でも、お金のかかる自由診療を続けるのは患者様に申し訳ない、などという開業医の先生が聞いたらびっくりする様な意見が出ていた。その際に、私から「自由診療に対する民間医療保険があれば、公的保険の負担も減らすことができるし、患者様の負担も減らすことができますね。」と発言した。以前のメールでも、日本の民間医療は、自由診療保険を作る努力を全くしていない、と指摘してきた私としては当然の意見である。どの様な反応があるかな?、と思ったが、みなさん一瞬キョトンとし、その後議論が活発となったのである。そして、研究会の方で分科会を立ち上げ、民間自由診療保険のあり方について、検討することになったわけである。
私の考えは以下の通りである。
自由診療に対して、民間が保険に乗り出せない理由の一つは、自由診療は医療の質が担保されていないからである。医療の質をなんらかの方法で担保、ないし格付けすれば、保険に参入しやすいのではないか、ということである。例えば、再生医療学会が基準を決めて、再生医療行為に関して、その有効性安全性について、臨床研究成果などを参考に、グレード評価を認定する、という様な仕掛けを作れば、企業は保険料の査定など行うことができるのではないか、と考えるのである。

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