コラム

COLUMN

潮干狩り

2022.03.20

院長コラム東京編

子供の国を超えて、東幡豆に海岸に来た。14:00干潮である。岩場でたくさんの人が潮干狩りをやっている。昨日解禁となったそうで、海は人がいっぱいである。この辺りは、洲崎という場所で、半分岩場、半分砂浜である。小さな漁港に接している。

初めて飼った雑種の犬は、西尾のテニスクラブで捨てられていた子犬をもらってきて、ピヨピヨという名前をつけた雌であった。この犬が、家に来たばっかりの時に、この海岸に連れてきた。岸壁にコンクリートの上を歩いている際に、誤ってピヨピヨに足が引っかかり、彼女は2メートルほど下のところに落っこちた。死んでしまったかな、と思ったが、なんともないように起き上がり、歩いていた。しかし何かの際に、後ろ足を痛がるそぶりを見せる時があり、多分この転落が原因ではないか、と思っていた。

このようなはるか昔の記憶が蘇っていたのである。潮干狩りを終えたおじさんに尋ねてみると、そこそこの収穫らしく、バケツ半分程度のアサリを持ち帰っていた。
一般の方が行く東幡豆のアサリ取りは、東幡豆の海岸からうさぎ島へと繋がる干潟を使って、東幡豆漁協が行っているものである。干潮時でしかもアサリ取りの季節だけに出現する干潟で、歩いてうさぎ島に渡ることができるのである。
もともと名鉄が観光船を運行していたのであるが、廃れてしまい、今では廃墟の島である。奥さんは、この島を手に入れたいと考えているのであるが、漁協がアサリ取りの漁場にしているので、ちょっと難しいようである。

私たちが、この季節購入するのは、梶島のあさりで、吉良のアサリ屋で、篠島や東幡豆のアサリと比較しながら購入する。圧倒的に立派な、揃ったアサリが梶島の特徴である。蛤よりも高いので、驚きではあるが、この美味しさは他では味わえないもので、躊躇はするが、結局購入するのである。

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