コラム

COLUMN

10/11結婚記念日

2022.10.11

院長コラム東京編

私ども夫婦は、今年で結婚40周年である。ルビー婚というらしい。毎年、箱根の富士屋ホテルであるが、今年は京都にした。というのは、たまたまJR東海が主催する「上賀茂神社における野外コンサート」に当たって、京都へ行くことになったからである。このコンサートは、5年ほど前に斎藤先生ご夫妻に招待してもらい、行ったことがある。斎藤先生は、セントラル病院の病院長をしておられたので、招待券をもらったということであった。今年は、バイオリニストを中心に4人のカルテットである。チェロ、ギター、フルートという取り合わせで、ビアソラをメインにカジュアルなメニューである。3-400人ほどのお客さんである。ちょうど上賀茂神社の社務所から入ると、すぐのところに会場が設置されている。この神社は、いつきても美しい。北山がすぐ近くにあり、小川が境内を流れている。紫式部ゆかりの小さな社もある。歴史満載、和歌や平安絵巻に親しんだ方々には、馴染みの場所である。葵祭は、この地を出発し、市内を巡るのである。京都駅ではそれほど寒さは感じなかったのであるが、コンサート会場で座ると、風が冷たく、寒さに震えるほどである。ということで、コンサートは中座し、とり市に向かうことにした。とり市は、寺町通りにある、季節の野菜を扱う一級品の店である。本能寺の中を通り向け、寺町通りにを下ると、この店がある。目的は、丹波松茸。毎年仕入れるので、顔馴染みである。柊屋に宿泊するときには、店の人が、柊屋まで届けてくれるのであるが、今年は日帰りなので、取りに行ったわけである。
とり市を済ませ、岡崎の瓢亭に向かう。奥さんが、この店の「ふく豆」が、調理法がわからないほどすごい、と前から行っており、再度確かめに行ったのである。瓢亭は、正月の朝がゆで、よくお世話になっている料亭である。朝がゆといっても、粥が出てくるだけではない。三段のつまみというか、料理というか、十分お腹に保つボリュームがついてくる。中でも、瓢亭たまごが有名で、これを目指して来店する客も多い。私は、この三段料理で、正月の酒を飲み、最後に朝がゆを食べるのが定番である。
ここの夕食は、何が目玉がわからないが、古い建物、池と小川と苔庭が配置され、各室個室である。結婚40周年をここでささやかにお祝いし、2人で料理を楽しんだわけである。富士屋ホテルで祝うゴージャスなお祝いではないが、京都の祝宴は、慎ましやかではあるが、素材と確かな味に裏打ちされた一級品であったわけである。

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